会社員を辞めようと思ったきっかけの一冊『属さない勇気』

私が会社員という働き方に疑問を持つキッカケとなったのが、堀江隆文氏の「属さない勇気」という書籍です。

私が読んだのは漫画版で、流し読みするだけなら20分程度で読むことができる程度のボリュームですが、とにかく今まで当たり前だと思っていたことが全く当たり前でなくなるほどの衝撃を受けたのを今でも覚えています。

転職や起業、副業などに挑戦してみたいなという方や、今の働き方に疑問を感じている方にお勧めできる一冊です。

属さない生き方とは!?

この本に限らず、堀江さんの書籍の中には「小利口」という言葉がよく出てきます。

マジメすぎて世の中の常識だと言われていることを疑わず、上司に逆らわず、周りに同調して生きているような人を指す言葉なのですが、確かに日本人には多いタイプで、例にもれず私もそう。

私も上司や社長の顔色を伺いながら、仕事をする傾向が強く、この本を読んだ2年前はちょうど「正当に評価されていない」と感じて悩んでいた時期でした。

独立して働くという方法も検討した方が良いのかなといった軽い気持ちでこの本を手に取ったのですが、この本から学べたのは、単に起業して自分の力だけで人生を切り開くといった考え方ではなく、好きなことだけを仕事にして生きていくために今何をすべきなのかといった着眼点でした。

確かに認められて、評価されることはやりがいにつながりますが、そうではなく、周りの評価が気にならなくなるくらいの好きなこと、夢中になれることを仕事にしたいと考えるようになったんです。

仕事は辛いからお金がもらえるのか?

私は、お金を得るためには我慢が必要だという考えを持っていました。おそらくそれは親の影響だと思います。

人間関係には比較的恵まれていたため、常に辛かったわけではありませんが、あまり好きではなかったり、大変だったり、見返りが少なかったりする仕事を、今思えば少なすぎる給料をもらい続けるために我慢して続けていた時期も何年もありました。

『嫌なこと、しんどいことをするからお給料がもらえているんだ』というのは一種の刷り込みなのかもしれません。

あまり増えないけどお給料は安定していて、サービス残業は多いけど週に2日は休めていてといった状態で、満足はできないけれど、無いよりはマシだと妥協する。

この本を読んで、仕事に忙殺される日々が続き、期待する評価がもらえていないけれど、人間関係の良さや30代女性にしては多めのお給料などまぁまぁな条件に固執して、ズルズルと我慢しながら仕事していたそれまでの自分の生き方が虚しくなったことで、すぐに副業にチャレンジし、自分の力で稼ぐ経験を経て、独立するに至ったのです。

「好きなことだけして生きる」ためにすべきこと

周囲の目を気にしない。

嫌なことは断る。

言うは易く行うは難しなんですが、きっと自分の心がけ1つで見える世界は大きく変わります。

よくよく考えてみると、周りの目を気にせず、嫌な仕事を断っても、最悪はクビです。

(法律的にはその程度でクビにはできません)

そう思ったら、どうせ辞めようか迷っているなら、最後に好きなように仕事をしてみるのもいいんじゃないかなぁと思えるようになったんです。

そして、実際に辞めても、そこまで不安定ではないということにも気づきました。

ないよりはマシといった程度のものであれば、それを手放しても、そこまで後悔しない可能性が高く、実際に私は全く会社員を辞めたことを後悔していません。

今辞めてもいいのか?

コロナ禍の今などは、仕事があるだけマシといった言葉もよく聞かれます。そんな世の中でも、誰もが嫌がる仕事で、誰も引き受け手がいなければ、自ずとその条件は上がります。今は前々仕事がないという声が多ようですが、それでも有効求人倍率が約1倍ということは、選り好みさえしなければ仕事はあるということの証拠です。

今より条件が悪くなったらどうしようと悩むなら、私は副業(もしくは複業)をお勧めします。

成り行きではありましたが、引継ぎができなかったため、以前勤めていた会社から月十数万円の報酬を今も得ています。いわゆる副業と本業が入れ替わったような状態です。

意図したことではないにせよ、この十数万円があるおかげで、家賃等の支払いができなくなるほど困窮する可能性は低く、フリーランス1年目でもお金の心配はほとんどせずにすんでいるんだと思っています。

転職でも、独立でも、副業でも…方法は何でもいいので、自分が好きなこと、得意なこと、楽しいと感じることでお金を稼ぐ経験をしてみてください。

1000円でも稼ぐことができると、きっと世界は変わりますよ。

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