安易に「スゴイ」「デキル」と言ってはいけない理由

昨晩こんなつぶやきをしました。

このtweetにあるように、私はありがたいことに、社会に出てから‟頭が良い”と言われることが増えましたが、正直それに対して褒められている、うれしいと感じることはほとんどありません。

それは、そういう風な発言の裏に、努力以上のことができてしまう人のように認識されているのかなと思うことが多かったり、ミライさんなら簡単にできるからやってよと、私にとって見返りの少ない仕事を頼まれたりすることが多々あったことで、これは単に言葉通り誉め言葉として使っている人が少ないように感じてしまったのです。

もちろん理不尽な要求には断るか適切な条件になるように交渉して、言われた通り受けることはしていませんが、やはり私の仕事を過小評価されているように感じるため、そういう発言をする人とは距離を取るようにしています。

みなさんは、そのような発言をしていませんか?

他人をスゴイということで自分に言い訳している

正直にお伝えすると、わたしも学生時代は○○ちゃんはスゴイ!頭が良い!などと安易に発していた一人です。

それは本当にスゴイと思って言っていたことではありましたが、今思うと、頭の良い○○ちゃんより自分ができなくても仕方がない、それが当たり前なんだという言い訳もあったように思います。

それに気付いたのは、私は宅建士の資格を持っているんですが、2社目の不動産会社に入った時、「ミライさんは頭が良いから取れたけど、私たちは頭が悪いから合格率15%の国家資格なんて無理ですよ~」という同僚の発言を嫌というほど聞いたのがきっかけです。

確かに宅建の合格率は15~16%ですが、記念受験や不動産会社に入って会社に言われて無理矢理受けている人も多く、受験資格もないため誰でも受けられるため、本当にしっかりと勉強した人の合格率は50%を超えているはずです。実際に、会社員時代、宅建の勉強を教えてほしいと言われて勉強のサポートをした後輩が7人いましたが、うち4人が一発合格し、うち1人は受験の1ヶ月以上前に挫折して受験会場にすら行かず、2点足りずに落ちたのが1人(2年後に合格)、あと一人は途中で退職したため不明…と、ちゃんと勉強した後輩の合格率は軽く50%を超えています。

そして、その資格を持っている私も、ちょっと勉強しただけで受かったわけではなく、直前の数週間は休日に15時間以上、平日も仕事の前後で5時間以上勉強するようにして、トータル300時間程度は勉強していたと思います。

私が、頭が良いと言われてイラっとするのは、その300時間の勉強をしたこともないのに、自分は頭が悪いからできないと発言する姿勢に対してなのです。

簡単そうにこなしている背景には必ず努力がある

テレビとかを見ていると、明らかにこの人は頭の出来が違うと感じることがありますが、その背景には必ずその人の積み重ねがあります。

それを苦労して習得した人もいれば、それを楽しみながら学んだ人もいるでしょうが、全く意識的にインプットすることなく人からスゴイと言われるレベルのアウトプットができる能力を身に付けている人はまずいないはずです。

その人にもできなかった時代があるように、今できない人でも、スゴイと感じる人のようになることは努力次第で可能です。決して、あの人とは頭の出来が、能力が大きく異なるから…と言い訳して、チャレンジすることをあきらめないでください。

類は友を呼ぶ

最後に、若い頃に努力することをやめてて、現状維持でいいやと年だけ取った自分を想像してみてください。

きっと時代の流れに取り残された、哀れな中年のおじさん/おばさんの姿が思い浮かぶでしょう。

そんな人誰が雇いたいですか?

あなたはその人と一緒に仕事したいですか?

人生を楽にしたいなら、その対象は興味のあること、必要なこと、役に立つことなど何でもよいので、何らかのインプットを続ける努力をして、常にレベルアップする意識を持ち続けてください。

努力を辞めた人、諦めている人、言い訳ばかりする人の周りからは、影響されたくないと向上心の高い人は離れていき、足を引っ張り合う仲間しか残りませんが、努力を続けていれば、周りにも同じように努力している仲間が集まってくるはずです。

そんな仲間と一緒に時代の波に乗って楽しい人生を送ってください。

 

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