フリーランスには引き受けてはいけない仕事があります!

フリーランスになると、立場的に弱くなり、仕事をもらえること自体がありがたいので、条件があまり良くない仕事でも受けてしまいそうになります。しかし、条件の悪い仕事を断れないとフリーランスはマジで詰むと言っても過言ではありません。

私も、副業時代には、今考えると条件が悪い仕事(例えば時給計算で1000円にもならない仕事)も受けたことがありましたが、独立すると決めてからは、受ける仕事に一定の基準を設けています。

今回は、どのようにその基準を決めたのかと、その理由についてお話します!

①辛い仕事や嫌な仕事

まず第一に、フリーになったのだから、誰かに言われて嫌々やる仕事はゼロにすると決めて、辛い仕事、嫌な仕事は断るようにしています。

具体的には、『仕事内容』と『仕事相手(仲間)』が嫌ではないというのを絶対条件にしています。

このように選り好みをしていると、当然、仕事が少なくなる時もありますが、これを実現したいから会社員を辞めたと言っても過言ではないため、多少生活を切り詰めないといけない月があっても辛い思いをして仕事をするくらいなら…と、この条件だけは絶対に譲らないようにしています。

そのおかげで、スケジュール的にきつかったりすることはありますが、大きなストレスを抱えることもなく、楽しく仕事を続けられています。

②資産が残らない仕事

会社員の場合、いくら良い仕事をしても自分の資産として残ることは滅多にありませんが、個人として働くことで、自分の資産になる仕事をすることができます。

例えば、このホームページも(2020年12月時点では)アドセンス等の審査には受かっていますが、まだ広告を付けていないため、ここからの直接的な利益はまだありません。そういう意味では、タダ働きとも考えられますが、私の営業ツールの一つとしての価値は十分に感じており、将来的には広告もつけて、私の未来の資産の一つにしたいと考えています。

そして、お金だけではなく、スキルという形で自分の中に資産が残る仕事は、多少単価が低くても受けることにしています。

例えば、私は少し前に、企業用のPR動画をつくれるようになりたいと動画編集の勉強をしていたのですが、一番最初に好き作っていい(かつそれを自分が作ったと宣伝に使ってもいい)という条件で任せてくれた人の仕事は、正にスキルと宣伝道具という名の資産が残った仕事でした。

③頑張っても時給2000円を超える見込みのない仕事

②の資産になる仕事のみをして生活を維持できれば良いのですが、なかなか難しいので、企業や個人から仕事の依頼を受けて、その企業の仕事を代行することがよくあります。

その際の基準が『時給2000円』です。

この基準に対して、高すぎると感じる人もいるかもしれませんが、私が住んでいるのが、都市部ということもあり、近所のカフェが時給1300円でアルバイトスタッフを募集していたり、学生時代にしていたアルバイト(塾講師)の時給が1800円だったり、会社員時代はおそらく2000円は超えていたことなどを理由に、独立してからずっと、頑張れば時給2000円を超えるというのを一つの基準にしています。

私に仕事の場合、実際に椅子に座っていた時間ではなく、何を納品したかでお金が発生するため、厳密には時給という概念はないのですが、例えば、ライティングの仕事であれば、文字単価2円以下の仕事は一律断るようにしています。

その根拠は、私は、得意分野で、取材や下調べが必要ない内容であれば、1時間で1500文字程度は書けるため、見直しをすることも想定すると、文字単価2円ないと、きちんとした仕事ができないという判断です。

正直、このスピード感は決して遅くはないと思うのですが、1時間に3000文字書くことも不可能ではありませんが、それをしてしまうと、極端に質が下がってしまってしまうのです。

このように外注の仕事でお金にこだわるのは、②の仕事により時間と労力を割きたいからです。

好きな仕事を辛いものにしない!

独立すると、最初は不安なので、来るもの拒まずの姿勢でいると、必死で仕事しているのに全然終わらないし、それだけやっているのに会社員の頃と収入はほとんど変わらない…(むしろ減る…)という状態に陥る人は数多くいます。そうなると、好きでやっている仕事なのに辛くなることも十分に考えられます。そうならないためにも、独立する前に、今回紹介したような、仕事を引き受ける基準を設定しておくことは非常に重要です。

もし、あまり貯金等の準備ができていない状態で会社を辞めてしまったような場合も、例えば最初の1年だけ『稼ぐ』ことに主軸を置き、2年目からは好きなことだけをやる…という風に、◆◆以降は〇〇はやらないと決めるのも有効です。

好きだったはずの仕事が辛い…と感じている人は是非試してみてください!

 

 

 

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