私は資格マニアと言われるほど沢山の資格を持っています。細かいものも含めると20種類以上になるため、いつも履歴書の資格欄が足りず、就活の際にはその会社に必要そうな資格を会社ごとにピックアップしていたほどです。
しかし、何十個も資格を持っていても、正直役に立ったなと感じる資格は極一部で、取らなくても良かったのではと思うものがほとんどです。
そんな私がお勧めする資格と、お勧めしない資格についてお話します。
持っていると得をする資格
持っていると得をする資格かどうかを見分けるのはとても簡単!それを持っていないと〇〇できない資格です。
例えば、車は免許がなければ運転できないように、その資格がなければできない仕事があるなら取った方が良い資格と言えます。ただし、車に乗らない人が免許を持っていても身分証代わりにしかならないように、どの資格もそれをする必要がないなら取らなくても何も問題ありません。
でも、資格があると安心できることはありませんか?←これは過去の私のことですが、私は万が一の保険代わりに大量の資格を持っていました。
しかし、実際に取っていてよかったと心から思う資格はたったの1つ。『宅地建物取引士』の資格のみです。
実際に、私が最初の転職時に全く実務経験がないにもかかわらず、年収200万円アップの転職が一瞬で決まったのは間違いなくこの資格のお陰です。それほどにこの資格を持っている人が重宝されるのは、宅地建物取引士の資格がないと、不動産を売買したり、仲介したりすることはできず、不動産会社は5名に1人以上の専任の宅地建物取引士を置かなければならないというルールがあるためです。
ただし、不動産会社や建設会社、金融機関などでなければこの資格が評価されることは少ないため、これらの業界に全く興味のない人は不要ですが、これらの業界はどれも給与水準が高く、資格を持っているだけで月数万円の手当が付く会社も多いため、とにかく稼ぎたい人、絶対に食いっぱぐれたくない人にとっては取っておいて損はない資格と言えるでしょう。
持っていても得をしない資格
私が持っている資格の中で難易度の割にあまり効果がなかったのが、学生時代にほぼ毎年のように受けていた英検と漢検の資格です。結局、英検は準1級、漢検は2級まで取得しましたが、英語力を証明するにはTOEICだけで十分ですし、漢検は取らなくても全く問題なかったなぁと感じています。
また、前職で資格手当がもらえたので一時的に得をしていましたが、簿記やファイナンシャルプランナーの資格も独占業務があるわけでもないので、どちらもお金に関することで勉強しておいて損にはならない内容ですが、これらも資格手当があったり仕事をする上で必須でもなければ、持っていなくても問題のない資格に当たります。
独占業務がないという意味では、大学生に人気のMOSや、女性に人気の医療事務なども、それがなくても仕事ができる資格なので、取らなくても良い資格の代表格と言えるでしょう。
資格は仕事に必要なもののみ取ればいい
学生のうちに勉強しておけと、先生や親は言いますが、正直仕事をし始めてからでも勉強はできますし、実際に必要に迫られた方がやる気も沸くものです。学生時代の自由な時間を資格の勉強に費やすのは勿体ない場合も多くあります。
資格の勉強には時間がかかるものが多いですが、私たちの時間は有限です。人気資格〇選などという言葉に踊らされず、自分に必要なものだけ効率よく勉強しましょう。