学校を卒業するとほとんどの人が、当然のように企業に就職します。
私も、そんな一人で、10年強会社員をしていましたが、独立した今感じることは、当たり前だと感じていた会社員という職業におけるおかしな点に気付きました。
皆さんはどう感じますか?
できる人が損をする
仕事ができる人が、仕事ができない同僚や年長者の分まで稼いでも大して報酬に差が生まれず、時にはその年長者の方がずっと給料が高かったりすることも、特に年功序列が残っている企業などでは珍しいことではありません。
例えば、営業成績が飛び抜けている人がいたとして、その人が他の人の10倍以上稼いでいたとしても、その人の給与が他の人の10倍になることはまずありません。せいぜい、2~3倍ももらえれば良い方で、20~30%程度しか変わらないことも多いのではないでしょうか。そして、そのできる人がもらえるはずだったものは、できない人や社長の懐に入るのです。
会社の大半の利益を上位20%程度の社員が稼いでいる会社が多いと言われていますので、これは私がいた会社だけの話ではなく、社会全体で起こっていることです。
できる人の評価(報酬)が低すぎるのが日本企業の特徴なのです。
転勤や異動がある
私も父が転勤が多い仕事をしていたため、何度か転校をしたことがありましたし、銀行員時代に自宅から2時間近くかかる店舗に異動になり仕方なく引っ越した経験もありますが、会社の都合で住む場所を左右されたり、通勤時間という名目で時間を奪われたりするのは、よく考えたらおかしいのではないかというのが今の私の考えです。
住む場所が変われば、過去の私のように意に反する転校や引っ越しを強いられ、人生も変わります。転校先で子供がいじめられてしまうかもしれませんが、会社は何の責任も取ってくれません。通勤時間が長くなって体調を崩しても同じです。
そんな人生における大切なことの決定権を会社が持っているのっておかしいと思いませんか?